海外に人材派遣する為の準備や訓練サポートを行っている為、
Mr.WADAはアジア各地を転々と転がり込んでおります。
教わる人によって操縦や運航の考え方は全く変わるので、
WADAVIの教育水準を落とさないよう今回から
柄にもなくフライトについて書いていきたいと思います。
WADAVIの訓練生だけでなく、これから航空大学校や自社養成、自費で訓練を始める方や飛行機に興味がある方も是非お付き合いお願いします。
※Wr.WADAの個人的な考えです。
第1回は、
「感覚に頼るな」です。
なんとな~く飛んでいると、なんとな~くしか上手くなりません。
天候によってもフライトコンディションは変わるので、感覚は気まぐれなんです。
最短で免許を取得する為には
根拠を持って飛ぶことが非常に大切です。
例えば3度パスでのアプローチ。
PAPI見たら大体分かりますが、なかったら3度でのアプローチを把握するのは困難です。
常日頃進入時はちらっとGSを見たり、DMEを見たり、隣席の教官の顔色を伺ったりして判断するよう心掛けましょう。
〇GSを見る
GSとはGround Speedのことで、対地速度のことです。
目安の計算式として、
GS×5 ft/min=3°での進入
GS×7 ft/min=4°での進入
GS×9 ft/min=5°での進入
というのがあります。例えばGSが100KTだったら、昇降計の針を500FT/MINにセットしてみましょう。
〇DMEを見る
DMEとはDistance Measuring EquipmentのことでDME局から飛行機までの斜距離を知ることが出来ます。
ざっくりいうと、
DME5NMで1500FT
DME4NMで1200FT
DME3NMで900FT
と、DMEの距離1NMにつき垂直距離300FTの関係を維持していたら大体3度パスでアプローチ出来ます。
注意点としてはDMEは斜距離の表示なので近づけば水平距離との誤差が大きくなることと、拾っているDMEが空港のどこら辺に設置されているかを事前に把握していないといけません。
あくまでも滑走路に着陸するのであって、DME局に着陸する訳ではないです。
ちなみに飛行機によりますが、ガーミンを搭載していたらDMEなんか見なくても滑走路からの距離が分かるのでとっても楽です!!
〇隣席の教官の顔色を伺う
これが一番効果的かもしれません。
横の人が首をかしげる、操縦桿を触ろうとしたら積極的に修正して、
逆にうんうんと頷き始めたらその姿勢を維持する!
以上!!!あまりフライトについて書きすぎると手足にブツブツが沢山出来てしまうので、この手の話はポツーンポツーンと書いていきます。
Kazuho Wada
CEO