#63『Mr.WADAがフライトについて語る② ~意思表示をしましょう~』

※Mr.WADA個人の意見です。

 

最近Mr.WADAは日本の航空会社から海外の航空会社へ行かざるを得なくなった方や海外のフライトスクールで免許取得された方の就職支援をしている為技量確認チェックの試験官代行をたまに行ったりしておりますが、日本で免許を取得(切り替え)されていない方のフライトは

全員ではないですがあんまりよろしくない。

 

100ftズレたとか、1ドット以上逸脱したとか技術面について言っているのではなくて、

フライトの計画性とか状況認識とか、安全面に関してです。

 

でもこれはその方自身のせいではなくて、フライトスクールのせいだと思っています。

なぜなら訓練生にとっては教育者(教官)から学んだことが全てです!

その為同じ免許を持っていても、飛び方は人それぞれとなってしまいます。

フライトスクールを選ぶ際は、

教育者(教官):飛行機:訓練地=6:3:1

の割合でそれぞれ点数をつけていくといいかもしれませんね。

 

まぁその話はまた今度にして、操縦を見てると

中途半端なパワーセッティングでシレーっと降下していったり、

なんとな~くホールディングに入ったり正直

何を考えて飛んでるのかがよく分からん!

100歩譲って通常時は良しとしても、イレギュラーの際に

例えばFLAPS UPでランディングするからいつものVAPPに〇〇kt足しますとか、

FCUが壊れたからSTBYの高度計を参照しますとか

意思表示をしてくれないとMr.WADAはあくまでもノーマルオペレーションを基準に評価する為「ずっと〇〇ktオーバーしたままアプローチしているな、ずっと指定された高度を切ったままホールディングしているな」と判断します。

 

審査どうこうより、隣に誰が座ってもスムーズに運航出来るようアピールすることはとても大切です。なのでオペレーションを明確にする為には流暢な英語が必須ですので苦手な方はひたすら英語を聞き続けてください!

 

KAZUHO WADA

CEO

http://www.wadavi.com